新そば祭りのご紹介

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北海道の屋根である大雪山系は紅葉が進み収穫の秋真只中です。昨年度のそばの作付面積25,700ha及び生産量13,700tで全国一の北海道では9月初旬から10月中旬に新そばの収穫作業が最盛期を迎え、同時に新そば祭りが幌加内町からスタートして道内各地で盛んに開催されます。今回は中標津町及び新得町で開催した新そば祭りについてご紹介します。

中標津町では9月28日(土)に「第14回なまらウマイ!なかしべつ夢見新そば祭り」が開催されました。中標津町の新そば祭りは、中標津産のそば粉を中標津産の牛乳のみで打ち上げる、中標津でしか味わう事ができない美味しいお蕎麦です。また、牛乳をお蕎麦に練り込み食べる事で、お蕎麦の栄養価を高めて健康増進を図り、同時に牛乳の消費拡大と地域の発展を目指しています。打ち手は全麵協そば道三段位以上、30名で打ち、厨房やその他スタッフ含めて52名体制で開催しました。打ったお蕎麦1000食を完売する大盛況でした。アトラクションとして、もりそば早食い大会や、そば打ち体験教室も同時に開催し、来場者も参加出来る楽しい新そば祭りとなりました。来年も更にパワーアップした新そば祭りにしたいと思っております!
報告者 (中標津手打ちそばささ藪学校 事務局長 長渕 豊)

そば打ちの様子
アトラクション「もりそば早食い大会」の様子

新得町では「第21回しんとく新そば祭り」が9月29日に開催しました。新得町(北海道の真ん中に位置する)は、全麺協の地方公共団体正会員であり、「しんとく新そば祭り」実行委員会の事務局は産業課であります。新そば祭りの前身は、2001年(平成13年)にJR石勝線開通20周年記念式典後に行われた「新得駅まつり」記念行事の一環として打ちたてのそばが振る舞われたことにあります。これが大好評だったため、とれたての新そばを味わって貰い、そばの名産地として広く周知して頂くために、翌年「第1回しんとく新そば祭り」を開催することにしました。2016年(平成28年)の台風災害や新型コロナウイルス感染症の影響等で数回中止となりましたが、本年で第21回を迎えることが出来ました。本年は、町内のそば店や愛好家を合わせて7団体が出店しました。その中の2店舗は十勝蕎麦俱楽部の会員が代表の「新得手打ちそば愛好会」及び「新得蕎麦倶楽部」が出店して販売実績は、2店で4,000食は超えています。十勝蕎麦俱楽部は新そば祭りの運営を全面的に協力しています。例年同様に、とれたて、ひきたて、打ちたて、ゆでたての「4たてそば」を味わって頂きました。新得そばと言っても店ごとに特徴がありますので、14,000人の来場者は、食べ比べて、時間と財布と相談しながら新得そばを堪能していました。報告者(新得町役場産業課観光振興係長 本田浩平)

大勢の来場者で埋め尽くされた会場


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